先日、女性社員の皆様を対象とされた研修の中で、
田島弓子さんの講演を拝聴させて頂きました。
仕事や、キャリアということを考えていくと、
まだ起きてもいないことを不安に思ってしまったり、
どうしていいか分からなかったりと、戸惑うことが私自身も多くあります。
しかし、田島さんの「目の前の仕事にベストを尽くす。
そうしていくうちに未来が拓いていく」というお考えは、
とても印象に残るものでした。
「何」をするかではなく、「どう」するかということに重きを置き、
意識を変えてみるだけで、日頃いろいろと考えを巡らせ、
自分で何かをしかけなくてはと焦っていた状態が、楽になる気がしました。
田島さんのお話に、皆さんが共感をされる最も大きな要因は、
全てご経験に基づき、その当時に考えていたことや気持ちを、
率直にお伝え頂ける事だと思います。
田島さんはマイクロソフト社に転職され、
数少ない女性の営業部長を務められました。
部長昇進の辞令が出た際、自分では力不足だと感じながらも
自分流を模索しチャレンジされてきた様子は、
聴講された皆さんの現実とも重なった部分が多かったようです。
講演後の感想でも、「田島さんのお話を聴いて安心できた」、
「すぐに実行してみようと思った」、「苦手な事もやってみようと思った」
などの声があがりました。
マネジメント、ストレスの対処などは、
男性とは異なり女性特有の悩みもあるでしょうが、
田島さんが体験されたことから出る一つひとつの言葉は、
皆さんの心に響き、まさに私たちの先輩的存在として、
共感されたのではないかと思います。
これから仕事を更に頑張っていきたいと思う皆さんに、
あたたかいメッセージを沢山送ってくださった講演でした。
田島弓子さん講演情報
江本千夏