Quantcast
Channel: 講演依頼.com スタッフブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 290

井下田久幸さん講演同行「志」

$
0
0
先日、経営者の方々で組織される会が主催する、 井下田久幸氏を講師に招いた講演会に同行してきました。 「はじめまして」のご挨拶と共に名刺交換をさせて頂くと、 そこにはなんと、点字が打ってありました。 私自身、そのような名刺は初めて手にしたので、 関心の赴くままに井下田氏に尋ねると、 次のような答えが返ってきました。 「この名刺は障害者の人に作ってもらいました。 私は、社会的弱者にお金が回る仕組みを作りたいのです。 そのためにITの力を使ってインフラを整えることに力を注いでいます」 申し遅れましたが、本講演会のテーマは 「2020年に向けて。今から準備すべき、ITと経営と社会貢献」 というものでした。 IBMにて16年間、その後も30年以上に渡りIT業界の 第1線でご活躍されてきた、氏のお話は、IoT、ビッグデータ、 O2Oなどを活用した先端技術の現状と今後の役割について、 画像、動画、図と共に、多くの事例を挙げながら 進められ、かなり具体的に、詳しく知ることができます。 講演も終盤に差し掛かった頃、井下田氏は自身の 経歴と現在の仕事について話されました。 東証一部上場会社の役員としてIT系の研究所の 所長を務めていた時のこと。 「経済的にも不自由のない今の仕事を続けて、 残りの人生を自分だけのために消費してもよいのだろうか」 との思いに駆られます。自分に残された時間を算出した上で、 もし自身の働きかけによって、一人当たり1時間でも、 その時間がその人にとって大切な時間になったとするならば、 それが何人も集まれば、自分に残された時間よりも はるかに上回る、ということに気付いたことが、 現在の、社会的弱者にお金が回る仕組みを作る、 という仕事につながった、と言います。 "IT"を、どのように、仕事に、社会に、活かしていくか、 果ては自分自身がどのように生きていくか。 "IT"という話題から、"志"を持って働くことの大切さ、 をも感じることのできた、感動の講演会でした。 井下田さん講師情報 若井慎一

Viewing all articles
Browse latest Browse all 290

Trending Articles